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カリフォルニア・ダウンおよびアナログーデジタル動画像の上昇

この論文では、主流ハリウッド映画の現在の状態を、ベルナール・スティグレールがハイパーキャピタリズムと呼ぶ時代における世界規模のデジタル・メディアの娯楽大作の特徴であるアニメーションを駆使した形状としてとらえる。エスター・レスリー、ディック・トマソヴィック、およびスティグレールの論文と関連して、作者は、最近のハリウッドのドル箱である「カリフォルニア・ダウン」(ブラッド・ペイトン監督、2015年)の詳細な分析により、現代の主流映画およびメディアにおけるアニメーションのテクニックや技術の展開に明らかである、レスリーが呼ぶところの「呆然とするような混乱」の説明を展開する。巨額予算、大仕掛けなスペクタクル主導の物語、および最新のデジタル「モーション・デザイン」ツールにより、この映画は現代の主流デジタル映画の逆説的な形態の代表的な例となっている。レスリーはデジタル映画を革新的であると同時に非常に型にはまったものであると述べている。作者は、スティグレールが現在のハイパーキャピタリズムの動力の螺旋不安定と呼ぶものについて、もう少し詳細に述べる。ここでは、この逆説的であるにもかからわず究極的には持続不可能な「呆然とするような混乱」を、技術的および文化的な変換の混乱体験として詳しく説明する。なぜなら、技術的生成と文化的生成の間にある深遠な結合を受け入れる場合にのみ、レスリーが呼ぶところの「夢見る現実」に生命を吹き込む支配的なハイパーキャピタリスト・モード下における混とんとしたデジタル変革の状況から先へ進むための潜在能力が見いだされるのである。

  • タイトル(英語)
San Andreas and the Spiralling of the Analogico–Digital Animated Image
  • 発表年
2017年
  • 著者
  • 掲載誌
Animation: An Interdisciplinary Journal
  • 掲載誌巻号
12(3)
  • 掲載誌ページ
334–349
  • 掲載誌ウェブページ
http://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1746847717729595
  • DOI
10.1177/1746847717729595
  • キーワード

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