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漫画映画論

  • タイトル(英語)
Manga eiga ron
  • 発表年
1941年
  • 著者
  • 出版社
第一芸文社
  • Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/616846.html
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渡辺泰

日本で初めて出版されたアニメの文献として資料性価値は高い。映画ファンの今村は東京に出来たニュース映画専門館に通い、ディズニー短編アニメやフライシャーのアニメを分析評価。最初にアニメに注目した功績は大。

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戦前は今村太平の『漫画映画論』が唯一のアニメーションの文献だったが、最近は読むべき文献も増えた。資料的よりも筆者が時に興味深く読んだ文献を推薦させてもらった。選んだ10冊のほかにもL.マルティンの『マウス・アンド・マジック(上下)』や森卓也の『定本アニメーションのギャグ世界』なども忘れられない文献だった。筆者と共著の『日本アニメーション映画史』を自薦するのはおこがましいが、アメリカ議会図書館が同書を購入してくれたのは誇り。

最近ではインターネットで戦前から戦中にかけてのアニメーションを見られるようになっており、アニメーション史を研究しやすい環境になりつつある。それでもまだ、1917年に国産アニメーションが始まり、1956年に東映動画が設立されるまでの数十年間に関しては、十分な研究がされているとは言い難い。このリストでは東映動画設立以前の時代に注目し、制作者の自伝や評伝、さらに作品を理解する手がかりとなる書籍を取り上げる。

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