日本初のアニメーション作家 北山清太郎
大正6年、日本で最初にアニメーションを作った人物の一人、北山清太郎。
初期は美術界に身を置き、美術雑誌を発行するなどして、岸田劉生ら若手画家の活動を支援していたが、やがて、当時海外から輸入されるようになったばかりのアニメーションに心を奪われ、教本も何もない中、手探りでアニメ制作に乗り出す。
その試行錯誤の様子と彼が残した功績を、本人の回想録や関係者・遺族の証言に基づいて検証。
これまでほとんど研究されてこなかった、日本アニメの先駆者・北山清太郎の生涯と、多岐にわたる業績の全貌を明らかにする!
この論文が含まれるリスト
1917年に3名の作家の作品が相次いで公開され、これが日本アニメーションのスタートとされているが、北山清太郎はその1人である。洋画からアニメーションへ、さらに多彩な事業にも進出した北山の足跡を追った評伝。