アニメ・マシーン グローバル・メディアとしての日本アニメーション
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ラマールは技術的な側面から日本のアニメーションのトピックにアプローチしている。主題分析を超えて、アニメの典型的な技術がいかに観客の情動的な反応を誘発するのか?
ラマールは技術的な側面から日本のアニメーションのトピックにアプローチしている。主題分析を超えて、アニメの典型的な技術がいかに観客の情動的な反応を誘発するのか?
アニメーションという映像形式/メディアならではの魅力と、そのメカニズムは何だろう?という疑問に対し様々なヒントが得られる。
日本のアニメーション産業は複雑で相互に入り組んだシステム・枠組み・ネットワーク・プロセスによる多面的でユニークなシステムである。アニメが世界各地で起こした社会文化的な影響については多くのことが書かれているし、それぞれの作品の主題分析も多く扱われているが、実際のところ、表面的な部分を超えた諸要素をより適切に理解するためには、さらなる議論が必要とされる多くの側面がいまだに残されている。このリストは、アニメ産業の内部の仕組みや特質について光を当て、より完全なイメージを作り上げるための助けになるであろう情報源である。
日本のアニメを中心に展開するアニメーション装置論。テクノロジーとイデオロギーの関係を固定したものと看做す従来の装置論を乗り越えるため著者がドゥルーズ&ガタリから転用する機械の概念がキーポイント。和訳版あり。