坂口 安吾, 會川 昇『UN-GO 會川昇脚本集 : 坂口安吾原案 明治開化 安吾捕物帖』(メディアパル、2012年)
決定稿だけでなく、企画メモやプロットも収録。完成作品についての解説もついて「この脚本がどう映像になったか」が理解できる。
高畑 勲『「ホルス」の映像表現』(徳間書店、1983年)
高畑勲監督が自作を題材に、どういう意図で演出をしたかを解説する。演出とは何かがわかる。
富野由悠季『映像の原則』(キネマ旬報社、2011年)
富野由悠季監督が新人演出家を想定して描いた演出家入門。富野流の演出をつける上での原理原則が書かれている。
押井守『METHODS―押井守「パトレイバー2」演出ノート』(角川書店、1994年)
押井守監督がレイアウトをコントロールすることで何を表現しようとしたかを解説。現在のアニメで採用されている正確な空間感の原点。
小西 賢一、押山 清高『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 原画集』(スクウェア・エニックス、2012年)
原画マンがどのように動きをつくっていくかが、わかりやすくまとめられている。
湖川友謙『アニメーション作画法―デッサン・空間パースの基本と実技』(創芸社、2007年)
アニメの絵とはどういう理屈でできているかを理解出来る1冊。
小倉 宏昌, スタジオジブリ『光と闇 小倉宏昌画集 (ジブリ THE ARTシリーズ)』(徳間書店、2004年)
収録された美術ボードなども魅力だが、3人の美術監督が小倉の美術について語り合う座談会にさまざまなヒントがある。
ワークスコーポレーション書籍編集部『アニメCGの現場』(ワークスコーポレーション、2014年)
2014年、2015年と出た雑誌「CGワールド」のアニメ関係特集の合本。3DCG関係のメイキングがまとまっている。
アニメージュ編集部編『TVアニメ25年史』(徳間書店、1988年)
日本のアニメ史を押さえるときに欠かせない2冊(1)
渡辺泰、山口且訓『日本アニメーション映画史』(有文社、1978年)
日本のアニメ史を押さえるときに欠かせない2冊(2)
用語事典の形式で、制作フローから、業界の俗語までフォローしている。わからないことがあったらまず参照。