デジタルが変えるアニメビジネス
アニメビジネスの未来はどうなる? 2006年をピークに売上が減少していった日本のアニメは、2013年以降は再び売上増の成長期に入った。そして2016年は空前の制作本数が予定されている。日米のテレビ文化・劇場文化や、技術やプロダクションを比較し、ネット配信など新たなメディアも考察して、日本のアニメのさらなる可能性を探る。2017年に100周年を迎える日本のアニメが次の100年に向かう「未来産業」としてのあり方を提示する。
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アニメビジネスの未来はどうなる? 2006年をピークに売上が減少していった日本のアニメは、2013年以降は再び売上増の成長期に入った。そして2016年は空前の制作本数が予定されている。日米のテレビ文化・劇場文化や、技術やプロダクションを比較し、ネット配信など新たなメディアも考察して、日本のアニメのさらなる可能性を探る。2017年に100周年を迎える日本のアニメが次の100年に向かう「未来産業」としてのあり方を提示する。
アニメーション・ビジネスは、現在、国内外で活発にもかかわらず、それを論じる文献は驚くほど少ない。マネジメント・プロデュース、著作権、ファイナンス、海外からバランスよくと考えたが、良書は発表から年数が経ったものが多く、ここでは出来るだけ新しい文献でこれだけ読めばアニメーション・ビジネスを概観できることを趣旨に選んでみた。また、数字の裏付けが少ないとされる分野でもあり、統計資料に力点を置いた。
『アニメビジネスがわかる』『もっとわかるアニメビジネス』を書いてきた増田弘道の最新刊。3冊合わせると2000年代以降のアニメーション・ビジネスの変化と流れがわかる。