グローバル化した日本のマンガとアニメ
国際関係論・日本文化論・文化人類学・若者論・メディア論といった各学術領域を架橋する、稀有な日本ポピュラーカルチャー論!戦後日本で独特の発展を遂げたマンガとアニメが、言語・文化・社会・政治の境界線を越え、世界中の若者たちに発見され、愛され、広がっていく過程を追ってきた筆者の調査報告をまとめたアンソロジー。20年間にわたり、劇的に変化する世界の中で、各地のマンガ・アニメファンと対話し、ファンダムの祭典に参加し、情報ネットワークを共有することによって見えてきたのは、活発に文化の断片を創造し、収集し、選別し、意味づけをし、係争し、あるいは共有している若者たちの姿であった。
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日本のアニメ・マンガが越境し、世界で発見・受容されるプロセスを、20年に渡る調査から描いた書。聖地論ではないが、当世流行りのアニメを活用したインバウンド振興を考える上で示唆に富む。