アニメ・マンガで地域振興～まちのファンを生むコンテンツツーリズム開発法～
不況でも、内向き志向でも、若者が押し寄せる町がある。経済効果は10億〜20億!?(鷲宮商工会事務局長談)。現場の声、ノウハウが満載。
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アニメーション作品の視聴がきっかけ・動機となり、その作品の舞台地・モデル地あるいはゆかりの地を訪問する行為、いわゆる「アニメ聖地巡礼」という語は、今やすっかり人口に膾炙した。また、国際的にもファンのみならず研究者の間で、日本における「アニメ聖地巡礼」の動向に注目が集まりつつある。ここでは、アニメ聖地巡礼を構造的に理解するうえで有用と思われる入門書を、ツーリズム研究分野を中心に内外から集めた。
- 植島啓司『聖地の想像力―なぜ人は聖地をめざすのか』（集英社新書、2000）
- 森川嘉一郎『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』（幻冬舎、2003）
- 柿崎俊道『アニメ聖地巡礼』（株式会社キルタイムコミュニケーション、2005）
- 増淵敏之『物語を旅するひとびと～コンテンツ・ツーリズムとは何か』（彩流社、2010）
- 山村高淑『アニメ・マンガで地域振興～まちのファンを生むコンテンツツーリズム開発法～』（東京法令出版、2011）
- 白石さや『グローバル化した日本のマンガとアニメ』（学術出版会、2013)
- 岡本健『n次創作観光 アニメ聖地巡礼／コンテンツツーリズム／観光社会学の可能性』（NPO法人北海道冒険芸術出版、2013）
- 岡本亮輔『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』（中公新書、2015）
- Sue Beeton, Film-Induced Tourism 2nd edition, Channel View Publications, 2016
- Philip Seaton et.al, Contents Tourism in Japan: Pilgrimages to “Sacred Sites” of Popular Culture (Cambria Press, 2017)
2007年ごろから活発化したアニメと地域とのコラボレーションの課題と可能性を、具体的事例を通してまとめた書。当時の製作者、地域住民、ファンという三者の思いが詳細に記されており、記録資料として活用可能。