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羽のごとく重い――アグニェシカ・ウォズニカの『バーディー』、オブジェ・アニメーション、そして事物の道徳的な重力について

デジタル・テクノロジーは現在、私たちの表象の秩序を規定している。矛盾するようだが、デジタルの主導権は、写真的な指標性を喪失することを通じて、物質性の表象に新たな条件を生み出している。立体アニメーションはとりわけ、物質性についての現在出現しつつある概念のための舞台として適している。ウォズニカの立体アニメーション映画『バーディー』は、物質性を表象し、さらにそれについてのアレゴリーを生み出す。この映画は、メインキャラクターの計画、羽の構築、そして物質を単なる人間の使用のための材料としてしまうことについての倫理的含意を前景化する。物語構造とカメラの動きといった要素は、この映画においてキャラクターの計画に使われる物質に対し、道徳的な立脚点を与える。それは、キャラクターのみならず、観客や映画作家をも、このデジタル時代に我々が共有する時機にとって重要な倫理的状況へと引き込んでいくのである。

  • タイトル(英語)
Heavy as a Feather: On Agnieszka Woznicka’s Birdy, Object Animation and the Moral Gravity of Things
  • 発表年
2010年
  • 著者
  • 関連作家
  • 関連作品
  • 掲載誌
Animation: An Interdisciplinary Journal
  • 掲載誌巻号
5(1)
  • 掲載誌ページ
57-71
  • 掲載誌ウェブページ
http://anm.sagepub.com/content/5/1/57.abstract
  • DOI
10.1177/1746847709357364
  • キーワード

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