フランスのアニメーション史
『French Animation History』は、フランスがその歴史の中で維持してきた特別な場所に光を当てた、アニメーションの歴史に関心のある人にとって必読の書である。
2011年度のアカデミックな傑作タイトルに選ぶべき本書は、フランスのアニメーション史のみを取り上げた初の書籍である。フランス人アニメーターたちがが明確な自国のスタイルを造るために独自のビジュアルスタイル、ナレーティブモード、技術革新を創り出した方法を探り、ハリウッドの商業的なカートゥーンの陳腐なテーマやしきたりにはあえてページを割かなかった。初期のサイレントアニメーションから最近の国際的に有名な『Persepolis』まで、ほとんどの影響力のある映画には80色を超えるカラーと、白黒の画像が含まれている。フランス映画の研究に関心のある人には必読の書である。
「Nielsen BookData」より