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アニメーションの空間:ミッキーからウォーリーまで

アニメーション製作者は、芸術上困難な判断が求められる厳密に定義された限定空間の領域内で作業を行います。空白のフレームは全アニメーション製作者にジレンマをもたらし、その空間に何を取り入れ、何を省くかという判断は、芸術性、著述業、また文化的影響に関する重要な課題を提起します。「アニメーションの空間:ミッキーからウォーリーまで(Animating Space: From Mickey to Wall-E)」では、著名学者J. P. テロッテ氏により、空白テンプレートへのアニメーションの取り組み方、またその取り組みへの対応が変化してきた様子が探られます。アメリカのアニメーションに焦点を絞り、テロッテ氏は空間に対する文化的態度の変化に沿って、アニメーションの開発を追跡し、芸術手段を目新しいものから完全に現実化された芸術スタイルへと高めたイノベーションについて分析します。ウィンザー・マッケイ、フライシャー兄弟をはじめ、ウォルト・ディズニー・カンパニー、 ワーナー・ブラザーズ・エンターテイメント社、ピクサー・スタジオにわたり、「アニメーションの空間(Animating Space)」は、アニメーションを発明した人物、さらに洗練した人物、そして今日のデジタル時代においてアニメーションを生かして、シネマの真の可能性を再定義している人物がもたらす貢献について検討します。

  • タイトル(英語)
Animating Space: From Mickey to Wall-E
  • 発表年
2010年
  • 著者
  • 出版社
The University Press of Kentucky
  • 書籍のウェブページ
http://www.kentuckypress.com/live/title_detail.php?titleid=2426#.VpBx9LaLRD8
  • ISBN
0813125863
  • Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/14545576.html
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