セブンミニッツ:アメリカのアニメーションカートゥーンの生と死
『Seven Minutes』は、初めて話をしたミッキーから、1960年のワーナーおよびMGMの劇場作品の終焉に至るまで、カートゥーンの「統制されたアナーキー」の社会と美学の歴史を取り上げた書籍である。Norman M. Kleinは、フライシャーのベティ・ブープのスクランブルグラフィックスや上下逆さになるバレエ、ポパイ、Tex AveryによるWolfieカートゥーンのスーパーマン、Bugs and Daffy、トゥウィーティー、ロードランナーなどのワーナー作品、ディズニーのフルアニメーション、"whiteness of Snow White"、ミッキー・マウスがロゴになるまでなどを追った。また、各時代のグラフィックス、スクリプト、マーケティングを概説して、カートゥーンと実写映画、新聞、人気のイラスト、ディズニーランドの娯楽施設の秘密とのつながりを見い出していく。Kleinは、カートゥーンが予期に反する曲芸であったこと、経済的および政治的な圧力によって常に侵略されたこと、音声についてはマーケティングによったこと、キャラクターの失墜を食い止めるためにライセンス制を導入したこと、禁止令や大恐慌、第二次世界大戦、そしてテレビの第一波が押し寄せてきたことなどを明らかにした。