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アジアのアニメーションの諸様相

アニメーションはアジアでは長い伝統があり、インドでは1915年に、次の10年間で中国、日本においてはじまった。しかし、アニメーションの最初の黄金期は1950年代から1960年代であった。それは、少なくとも中園、インド、日本、ベトナムでスタジオが設立され、アニメーターが機材や技術、内容を革新させたからである。この時期は、いくつかの日本や朝鮮のスタジオはアメリカやヨーロッパの主要なアニメーション会社に製品を提供し始めた。そしてこうした傾向は20世紀の終わりまでにアジアのすべての地域に広まった。アジアのアニメーションスタジオの魅力は、アジアの提供する安くて安定した労働力であり、同様にコンピューターとヨーロッパ言語の能力であった。日本、韓国、台湾における最初の国外へ向けてのプロダクション施設から、フィリピン、中国、タイへと支部が急速に成長し、後にはベトナム、マレーシアや他の地域にまで広まった。シンガポールは低賃金労働よりもむしろその高いコンピューター能力により国外へ向けての生産者となった。大部分の国において、自国内へ向けてのアニメーションは苦戦してきた。しかし時には海外へ向けてのアニメーションスタジオに助けられた。あるいは韓国、ベトナム、中国、マレーシアのように自国政府によって援助を受けた。この論文は東・東南・南アジアの自国内へ向けてのアニメーションおよび外国へ向けてのアニメーシヨンの歴史と現状について概観する。日本についてはこの雑誌でよくカバーされているので省略する。

  • タイトル(英語)
The Many Faces of Asian Animation
  • 発表年
2000年
  • 著者
  • 掲載誌
アニメーション研究
  • 掲載誌巻号
2(1)
  • 掲載誌ページ
25-32
  • 掲載誌ウェブページ
https://www.jsas.net/index_JJAS.html

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