アニメーション研究のための
論文と書籍のデータベースサイト

This Item in English

60年代頃の東映動画が、日本のアニメーションにもたらしたもの

1960年代に東映動画は長編アニメーションの映画社として日本アニメーション界の発展に大きく貢献した。第一に、同社は様々なアニメーション技術を開発し、その10年間長編およびテレビアニメーションを含め多数の作品を制作することで、多くの若手アニメーターを養成した。第二に、東映動画は、ディズニー作品に影響されつつも単なる亜流ではない日本アニメーションのオリジナリティを確立した。例えば、同社は当時、アクション中心の子ども向けアニメーションというより、ストーリー中心の大人向けアニメーションを制作することで、日本アニメーションのオリジナリティの一面を示した。第三に、東映動画は日本型のアニメーション制作体制を確立した。それは、一人のチーフ・アニメーターによる強い指導の下で、多くのアニメーターたちがそれぞれのシーンにおけるアニメーションを作画し、チーフは全てのシーンのレイアウトやカメラアングル、カメラワークなどを決定する体制である。

  • タイトル(英語)
The Outcome of Toei Doga around the 60s in Japanese Animation.
  • 発表年
2002年
  • 著者
  • 掲載誌
アニメーション研究資料
  • 掲載誌巻号
1
  • 掲載誌ページ
47-64
  • 掲載誌ウェブページ
https://www.jsas.net/index_JJAS.html

関連する一覧