アニメーション研究のための
論文と書籍のデータベースサイト

アニメーション作家の業績を知るための10の文献

山村浩二

アニメーション史を語る上でも重要な個性的なアニメーション作家の業績がまとめられた画集や研究書。ヴィジュアル情報が多い本を選びました。

Pascal Vimenet, Émile Cohl, Éditions de l'Oeil, 2008

映画創世記の頃フランスで活躍したエミール・コール。『ファンタスマゴリア』は、世界最初のキャラクターアニメーション、シリーズアニメーションとして知られている。私のコールへのオマージュイラスト作品も収録。フランス語。

山村浩二(やまむら・こうじ)
東京藝術大学教授

1964年生まれ。90年代『パクシ』『バベルの本』など子供向け作品を制作。『頭山』(02)がアヌシー、ザグレブをはじめ6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞®にノミネート。また『カフカ 田舎医者』(07)がオタワ、シュトゥットガルトなど7つのグランプリを受賞。他にカナダ国立映画制作庁と共同制作『マイブリッジの糸』(11)、『サティの「パラード」』(16)など90以上の賞を受賞。映画芸術科学アカデミー会員、東京藝術大学教授。