実験的アニメーション:新しい芸術の起源
今世紀初頭に製作された初期の抽象的アニメーション映画から技術志向の映画の最新作まで、映画界のアニメーションの包括的なアンソロジーがここに詰まっている。ここでは、50件以上のインタビューと、38名の革新的なアーティストや映画製作者の作品の詳述を含めた初の人物レポートがまとめられている。アレクサンダー・アレクセイエフ&クレア・パーカー、ハンス・リヒター、ヴィキング・エッゲリング、オスカー・フィッシンガーといったパイオニアたちが、最近のアバンギャルドのロバート・ブリアー、ハリー・スミス、スタン・バンダービーク、ピーター・フォルデス、エド・エムシュウィラーと並んでいる。約300枚のイラスト、フィルモグラフィ、専門用語集、配給業者のリストも掲載された本書は、新生の芸術のための初の重要史料集となっている。
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実験アニメーションに関する専門書として最重要なものの一つ。アニメーションの概念の検証や拡張にも、また芸術性と商業性、個人性と集団性、作家や作品を考える上でも、実験アニメーションは重要な研究課題となる。