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アニメーションと聖地巡礼を知るための10の文献

山村高淑

アニメーション作品の視聴がきっかけ・動機となり、その作品の舞台地・モデル地あるいはゆかりの地を訪問する行為、いわゆる「アニメ聖地巡礼」という語は、今やすっかり人口に膾炙した。また、国際的にもファンのみならず研究者の間で、日本における「アニメ聖地巡礼」の動向に注目が集まりつつある。ここでは、アニメ聖地巡礼を構造的に理解するうえで有用と思われる入門書を、ツーリズム研究分野を中心に内外から集めた。

山村高淑(やまむら・たかよし)
北海道大学観光学高等研究センター教授

北海道大学観光学高等研究センター教授。専門は観光開発論、コンテンツツーリズム論、ヘリテージツーリズム論。博士(工学)。民間企業勤務、京都嵯峨芸術大学教員などを経て現職。人と人、過去と現在を結ぶ仕組みとしてのツーリズムに着目。特にアニメ等のポピュラーカルチャーをきっかけとした人の流動が、地域の伝統文化の再生・再評価に果たす可能性について、内外のフィールドワークを通した研究を展開中。http://yamamuratakayoshi.com/

関連リスト

推薦文献リストは、研究・教育委員会が信頼の置ける研究者・専門家を選出し、それらの方々に執筆いただいたものである。ただ、そこでは挙げられていないにもかかわらず、アニメーション研究において重要な文献も存在する。このリストは、そのような文献をフォローアップする目的で研究・教育委員会のメンバーが作成を行った。(作成者:萱間隆、須川亜紀子、中垣恒太郎)