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『ルパン三世』初期エピソードにおける「新しさ」についての考察

テレビアニメーションにおけるシナリオは、大和屋竺の場合、どのようにイメージに変化していくのだろうか?
この研究は、『ルパン三世』の第二話「魔術師と呼ばれた男」のケースにおける、テレビアニメーションの脚本のイメージへの変化の考察である。

このエピソードの脚本家は大和屋竺である。大和屋は『殺しの烙印』(1967)や『処女ゲバゲバ』(1969)の脚本家として知られる。その作品では、「オブジェ」のこだわりに固執し、登場人物のアクションの理由を説明しない。それゆえ、彼の作品はとても奇妙である。そんな彼は、テレビアニメーションの脚本を書くのは難しいのではないか。テレビアニメーションは普通を必要としているがゆえに。

結果として、彼の脚本は部分的に変更され、テレビ向きにされる。脚本に書かれた「オブジェ」のほとんどは消される。しかし、キャラクターのアクションの理由は説明されないままだ。なぜ?

ご存知の通り、テレビアニメーションには暗黙の理解が存在する。そのことは、説明の省略を可能にする。山本の特徴のひとつである奇妙さは許容される。彼がテレビアニメーションの脚本を描くのが好きなのは、彼がテレビアニメーションの可能性を見ていたからだ。

  • タイトル(英語)
Consideration of Lupin the 3rd about “Novelty” of the early episode ; an analysis of Yamatoya Atsushi and The man they called a magician
  • 発表年
2008年
  • 著者
  • 掲載誌
アニメーション研究
  • 掲載誌巻号
9 (1A)
  • 掲載誌ページ
33-50
  • 掲載誌ウェブページ
http://www.jsas.net/index_JJAS.html
  • キーワード

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