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台湾、韓国、中国における日本のアニメの受け入れられ方およびその決定要因

東アジアにおける日本のアニメの受け入れられ方は社会科学分野で特に関心が寄せられるテーマのひとつであるが、定量的方法を用いて様々な国における視聴者の決定要因を検討した実証研究はほとんどない。本論文では、東アジアでの日本のアニメの受け入れられ方に影響を与える歴史的、社会的、文化的要因を研究し、ロジスティック回帰分析モデルを用いて行なった2008年東アジア社会調査(EASS)のデータ分析により、台湾、韓国、中国の視聴者の決定要因を調査している。主な結果として、学歴の高さや中国の映画や韓国のドラマなどの他の文化財の消費量の高さが日本のアニメに対するプラス要因であることが示された。これとは対照的に、年齢層の高い視聴者は日本のアニメに否定的な意識を持っている。これらの変数やコミュニティの自己評価については、先行研究の文脈で議論されている。実証分析から得られた著者の結論はこの先行研究を支持し、新たな傾向の可能性を確認したうえで日本という概念が東アジアの文化的消費という文脈の中で遷移している可能性を示唆している。

  • タイトル(英語)
The Reception of Japanese Animation and its Determinants in Taiwan, South Korea and China
  • 発表年
2015年
  • 著者
  • 掲載誌
Animation: An Interdisciplinary Journal
  • 掲載誌巻号
10(2)
  • 掲載誌ページ
154-169
  • 掲載誌ウェブページ
http://anm.sagepub.com/content/10/2/154.abstract
  • DOI
10.1177/1746847715589061
  • キーワード

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